Q:ほんとうにお金を貰えるのですか、返さなくていいのですか、後になって献金しろとか人を紹介しろとか言われませんか?
A:疑いたくなるのが当然だとは思いますが、ほんとうに差し上げます。代わりに何かを要求することもありません。
Q:学校の成績が悪いと選考で落とされますか?
A:選考の際に成績は考慮しません。指導されている先生に推薦状を書いていただきますので、先生方の心証が良いに越したことはありませんが。
Q:他の奨学金を受けていても応募していいですか?
A:かまいません。
Q:学費をすでに免除してもらっているので、奨学金をもらったら生活費に使うことになりますが、それでもいいですか?
A:かまいません。学業生活を続けていくための資金とお考えいただければよろしいです。
Q:短期の講習を受けていて学費もそれほどかかっていないのですが、余った奨学金は返さないといけませんか?
A:その必要はありません。もしお金が余るなら「さらに上を目指す」ために使うことを考えてみてはどうでしょうか。
Q:卒業・就職が目前に迫っているのですが応募していいですか?
A:かまいません。もともと当会の奨学金は技能を身に付けて働こうとする方に差し上げているのですから、学ぶ間に使っていただくことはもちろん働き始めてから使っていただくことも趣旨にかなっていると考えます。
Q:もし卒業できなかったり技能検定に落ちたりしたら、貰った奨学金を返さないといけませんか?
A:それは残念な結果ですが、奨学金を返す必要はありません。
Q:進学するつもりなので、就職するときになったらいま学んでいる技能と関係のない職業に就くかもしれないのですが、その場合は貰った奨学金を返さないといけませんか?
A:そんな必要はありません。さまざまな道へチャレンジすることがより良い人生に結びつく場合は多いはずです。チャレンジのための資金とお考えいただいてよろしいです。
Q:作文は苦手で、応募フォームにも何を書いていいやら思いつかないのですが、どうしたらいいでしょうか?
A:まず「自分ができる作業」や「実習で作ったもの」を書き並べてみましょう。そうしたら、これは得意だとか、最初は難しかったけれど先輩がコツを教えてくれたとか、クラスの中で自分だけまだできないので焦っているとか、さまざま思い浮かぶことがあるでしょうから、それを書き足してみましょう。文章が下手でも誤字があったりしてもいいので、がんばって書いてください。
Q:応募フォームは自分で入力しないといけませんか、障がいのため長文の入力が難しいのですが。
A:代筆してもらってかまいません。ただし、代筆された方のお名前とご関係を書き添えてください。また、後日その方の身元確認書類を提出していただく場合がありますのでご承知おきください。
Q:奨学金の給付は一度だけですか、繰り返し応募してもいいのですか?
A:繰り返し応募していただいてかまいません。初めての方を優先しますので給付するお約束はできませんが、制限はしません。また、経済的ハンディキャップがおありの方には何度でも特別の配慮をします。
Q:経済的ハンディキャップのある方に特別な配慮をする、とはどういうことですか?
A:シングルマザー家庭が深刻な貧困に陥ることがしばしば起こっているそうです。食べていくのが精一杯で子供の教育もままならず、成長した子供も良い職を得ることができず貧困から抜け出せない、ということもしばしば起こっているそうです。ほかにも児童養護施設で育ったり事故や災害や犯罪被害に遭ったり、お金のことで理不尽なハンディキャップを負っている青年に諦めてほしくない。自分の能力をしっかり育ててそれを活かせる道にたどり着いてほしい。
そう思いますので、そういった事情のある方を強く応援するつもりです。具体的には1)割増奨学金を給付する、2)応募者多数の場合に優先的に選考する、3)通常の奨学金とは別枠の奨学金を給付する、というような形を考えています。ただしお約束はできませんので、他の応募者の状況にもよりますので、「配慮する」という言いかたをしています。
Q:犯罪の被害に遭って家計が苦しいのですが、証明書など提出する必要はありますか?
A:応募の際には不要ですが、後日提出をお願いする場合があります。
Q:犯罪の加害者として少年院で育ったのですが、経済的なハンディキャップとして配慮してもらえますか?
A:します、最大限に配慮します。ぜひ応募してください。